学校の様子(R5年度)

大河原町オータムフェスティバル

 大河原町・柴田町・白石市を流れる白石川の堤防沿いには、毎年多くの観光客が「一目千本桜」を見に訪れます。しかし、一目千本桜も今年で植栽から百周年を迎え、本来の桜(ソメイヨシノ)の寿命である50~60年をはるかに超え、木の衰弱や老朽化が目立つようになってきました。そこで、柴田農林高校植物バイオテクノロジー班は、学科や学年の枠を越えて「千桜部」を結成し、大河原町の樹木医であり、本校の卒業生でもある尾形政幸先生と共に一目千本桜再生プロジェクトを立ち上げました。

 その中で、衰弱した桜を元気にするため柴田農林高校では「植物活性剤」を開発しましたが、同時に植栽されている土壌環境の改善も必要であることが判明し、宮城農業高校の科学部とタッグを組み、同じ桜を愛する仲間として共同プロジェクトを立ち上げました。

 その合同プロジェクトの成果と植物活性剤の作り方について10月22日に大河原町オータムフェスティバルで地域の方々に発表しました。4回に分けて講習会を行いましたが、すべて満席。中には通りすがりに立ち寄って、声をかけて下さる方もおり、大成功でした。これからも千桜部は一目千本桜を守っていくために沢山の人と繋がりをながら頑張っていきます。宜しくお願い致します。